病魔との戦い


私は、20歳になるまでは殆ど病気をしなかった


風邪も1年に1回ひけば多いくらいの健康体だった


とにかく医者には無縁だった




私は、20歳の時に赤十字病院でアルバイトをしていた

そして、夜間の大学へ行っていた

卒業が近づくと、体に異変が起きて来た



尋常性乾癬という皮膚病だった

どんどん体中に拡がり、そのまま入院をした

続発性紅皮症というものに変化して、体中が金太郎のように真赤に炎症を起こした



そのまま8ヶ月入院したのだが治らない

早く帰って来いと親族から叱られるように催促を受ける

地元に帰って治療をさせるという約束で治らないまま退院した



だが

帰ると現実が待っていた



父の負債と、狂気の母



自宅で病気治療しながら懸命に働いた


夜は体中に軟膏を塗ってサランラップを巻いて寝た


夏でも


痒い!


痛い!


熱い!


寝られたものではない



入院中は痒み止めの注射を打ってもらっていた

投薬で寝ていた



自宅では それは出来ない

寝られない



やがて胃腸が動かなくなった


胃腸科にも行くようになった

胃カタル、胃下垂、胃アトニー、胃拡張、胃潰瘍・・etc.

無かったのは、胃ガン(笑)



このころは、朝は巻き寿司一切れ

それが精一杯

水でさえ喉に詰まる




見る見る体重が落ちて身長176cm、72`の私が、48`まで落ちた


さすがに、明日の朝、目が醒めているだろうかと思う日々が続いた



さらに

体重減と体力不足からギックリ腰(椎間板ヘルニア)になった


40日以上は動けなかった



どれをとっても即入院の状態だったが、自営業のために出来なかった



毎日塗り続けていたステロイド軟膏の反作用で

若年性糖尿病、ムーンフェイス、カビ(タムシ)・・

いろんな疾患が増え始めた




この時点まで記憶しているだけの病名は


尋常性乾癬、膿胞性乾癬、続発性紅皮症、タムシ


胃カタル、胃下垂、胃アトニー、胃拡張、胃潰瘍


椎間板ヘルニア


若年性糖尿病、若年性高血圧、高脂血症


腎臓結石、膀胱結石


敗血症


主だったものでもこれだけあるが、カルテにはもっともっと書かれていた




とにかく

体中がガタガタだった



何度も死の淵を垣間見てきた



やがて

心臓不整脈が起き始めた


この頃から神経科にも通うようになった




病気をしたことのない私が病気のデパートになってしまった


かかったことのない科は、小児科と婦人科ぐらいのものだった(笑)



今思っても、よくぞ生きていたと思う




慢性の皮膚病を治そうとして漢方を煎じて飲んでいたら

15年患っていた胃腸が治った



いろんな薬を飲んで体のあちこちに弊害は残っているが、とりあえず体力は回復した



どうしても治らなかったのが皮膚病だ


30年以上も薬を塗り続けて治らないし、医者からも治らないと言われている



真理を学び始めてに入って2年くらいして


もういいや


俺はよく頑張ったよ



30年もあちこち通った医者に行くことをやめた



病気と闘うことをやめた



ありのままの自分を受け入れることにした




相変わらず


体中がヒビワレで痛いけど


朝起きたらツメで掻いて下着は血だらけだけど


自然に身を任せてみようと思った



期待はしていなかった



そんな或る日のことだ


何も薬も塗らず、何も治療していないのに


皮膚病の一部が消えている!


30年間一度もそんなことはなかった



それから日々に皮膚の炎症がとれて行った


いつも体温は37.2度あったのが、36.7度まで下がった


数ヵ月後には難病の皮膚病も全快した



治そうと努力して格闘して、治らなかったのに


諦めたら、治った




今は、本当に健康体に戻っている


血液検査は、すべて真ん中の正常値


僕より数値がいいよってお医者さんに言われた



そういえば

血液を採取しても私だけは色が赤かった


他の人はどす黒い紅色なのに

サラッとした感じの綺麗な色だった


代謝が良い証拠だと言われた



当時の主治医に、何で治ったかと聞かれたが


何もしていませんと答えるしかない



ほんとうに、こんなことってあるのだろうかと思った



【病気を創るのは自分の心です。だから、心の持ち方を変えることで病気も治るのです】



頭で理解していても


それが現実に起きて見ると、心の作用とは大きいものだと実感した




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30年前に皮膚病が出た時は、故郷に帰りたくなかったのです


そんな、現実から逃げたい心が皮膚病をもたらしたのだと思います


無理やりに治そうと、あがけばあがくほど、さらなる病気を招いていました




心臓が不整脈で1回休みや早打ちをし始めた時は


本当に怖かったです



私の父も、祖母も心臓病でなくなっていますから


心臓神経症とか不安神経症とか、余計なものまで出てきてしまいました




宗教真理は 医学とは違った視点から病気の原因が説明されています



【心臓病は家庭不和が原因になる】と教えていただいた時


驚きました



母をはじめ、父、祖母、私

みんな心臓病を患っています


母は40年以上も毎日毎日、胸が苦しいといい続けていました



そして母が会員になり、家庭内に争いがなくなると


気が付いたら


母が心臓が苦しいとは言わなくなっていました




【皮膚病は感謝不足、対外拒絶の心】だと教えていただいた時

これまた驚きました



母に感謝を始めた頃から

母を拒絶することをやめた頃から


治らないと言われていた皮膚病までが治り始めていました



病気は心が創りだすことを本当に実感しました




そして

心の持ち方で病気も治ることも実感しました




宗教で不治の病が治ると言う事は聞いたことはありましたが


身を持って知りました



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