摩擦って何?、愛って何?
中学生の頃、摩擦とは何かって真剣に考えたことがあった
若かったので、物理学的な摩擦しか考えていなかった
愛をわかりやすく言えば、引き合う力、結び合う力
だから、摩擦も愛のうちだと思う
物だけではなく、心の摩擦も磨き合って熱くなることもあるだろうけど、やがて尖った部分が丸くなる
そんな摩擦の力が、この世から無くなったら、どうなる?
ネジは止まらないから機械はできない。あらゆる乗り物は動かない
物も無い、動きも無い、静の世界になってしまう
つまり発展要素はゼロ
だけど、愛の性質のうちの引き合う力が無くなったらそれどころじゃない
物質を構成しているのは分子や原子くらいは誰だって知っている
あらゆる分子は原子核と電子や陽子から成り立っている
これらをつなぎ止めている力が無くなったら、この世のあらゆる物質は一瞬にして霧散してしまう
最終素粒子にまで分解してしまう
それは地球の引力とて同じ
だいたい、紙くずやホコリさえ引きつける引力って何?
それこそが、地球の愛だと思う
引力だけじゃない
ほんの少し、いきなり地球が速く回転したり、遅く回転しただけで、地球上の物質は空気を含めて大気圏外に放り出されてしまう
こんなことを中学生の頃に考えていた
マジで怖かった
誰も怖くないのだろうかと本当に羨ましかった
分子の世界から、宇宙構造まで、この世の森羅万象は大きな愛の力が働いているとしか思えなかった
さらにはそれらは、何事も、絶対に変化しないかと思ったらそうではない
ルールのもとに変化を繰り返している
愛は取り出せして見せることは出来ない
だけども、あることは誰もが知っている